《プレ別居婚》家族再構築の試みー単身赴任⑨ー

プレ別居婚最終話

よー言った!私

単身赴任で他県で働き始めて1年となった2023年11月のエピソード。
家を出て行く前は3年間はフリーランスになるために時間が欲しいと言っていたのがプチ別居婚中の間に6年間に変わっていた。
だから、私は数年このまま別居なんだろうと思っていた。
が、またまた突然。
<契約満了終了しました。期間満了まで日にちがあるので探します。>
Lineと来た。
私の心臓がバクバクした。
職が変るのは慣れていて次の仕事の心配はさほどなかった。
そんな事より、
まさか私のまだまだ回復してない精神状態で、再び同居生活スタート?!
朝イチに来たLineで私は慌てふためいた。
考えて、想像したら気持ち悪くなった。
子供と自分を守るには一緒に住むことは今は無理!
という答えが出て、Lineが来た3時間後ぐらいに直接電話で話をした。

話し始めたら、モラ夫さんはアパートに戻るような話をしていた。
心臓バクバクしながら伝えた。
今の私の精神状態で夫と同居するとまた鬱症状が出てきて子育てが出来なく不安がある。だから、申し訳ないが別居暮しを継続でお願いします。別居はあくまでも私の精神状態が良くなるまでの話。 
モラ夫さんから、どういう反応がくるか怖かったけれど、思いのほか穏やかに受け入れてくれた。
愛しているから別居しようというサイトが送られてきた。
一先ず私のアパートという安全地帯は守られた。
ホッとした。
どうしても譲れない事だった。
今モラ夫さんが戻ると、少し良くなってきた精神状態が元に戻ってしまうと感じた。
いつもお世話になっている相談窓口の担当者さんも、
<契約満了後の一時帰宅でも同居は避けた方が良い。>
とアドバイスをもらった。

強い意志を持って接し、惰性で同居が始まってしまうかもしれないという気持ちがこの言動に出たのかもしれない。

人は窮地に立たされると必死に自分を守る選択をする事を実感した。

名義を変えてくれ要請

すんなり別居を受け入れてくれた4日後に
<アパートの名義変更だけはお願いします。勿論引き落とし口座はそのままでお願いいたします。借主なのに帰れないのは理屈や法的におかしいので。これで別居婚もスッキリします。 貴方の責任で以後、管理してもらえればです。 それは貴方にとってもプラスなはず。今後もアパートに関しても堂々と発言できるので。 >

私は、またこの言葉で調子を崩してしまった。
月に数万円しか働いていない私に名義変更なんて出来るわけがない。
これは嫌がらせにとしか考えられなかった。
私は反応することが出来ず既読スルー。

納得してくれたと思っても時間差でどんでん返しがあり精神的に追い詰めてくる。

シングルマザーの友達から

単身赴任になったのは、モラ夫さんは一人になればどれだけでもお金を稼げると言ったから
私は一人で子育て、単身で頑張ってね、夫婦で話し合って決めた事。

  • モラ夫さんがお金を稼ぐ。
  • 私は子供の面倒を見てバイトぐらいの働き方する。

でも、単身赴任したけれど実際は家計が苦しくて、
<アルバイトに行く回数増やせないか?>
とモラ夫さんに頼まれた。
私はメンタルがまだ不安定で増やすことが現状難しいと伝えると、
<シングルマザーの友達とかいたらアドバイスとかありそう? >
あのー私シングルマザーではありませんが。。。

またメンタルがおかしくなった。
<気を悪くさせたのは悪いが意気込みと現実は違うから、俺たちだってそうなったでしょ。調子を壊したのは俺のせいと言いたいだろうし、実際そう思う。だけどいい加減切り分けたものの考えしなければ共倒れのリスクだってある。>

一緒に居たらどんどんメンタルが崩壊していく。話せば話すほど調子を崩してしまう。

1カ月間は俺の時間

そのあとも、つらつらと自分も過去に鬱になった話、精神疾患で苦しんだ話を綴っていた。
モラハラをされた相手にそんなこと言われても、余計辛くなるだけだった。
私はモラ夫さんと話をすればするだけ、メンタルやられてしまう。
もう何も反応することがでなかった。
私はまだまだメンタル不安定な状態の中、モラ夫さんは1カ月後の派遣先が決まりその間無職になった。
ほんまに別居を選んで良かった。
何故モラ夫さんは、そんな先にしたのか聞いた。
<1カ月間は全部自分のために時間を使いたい。その時に稼いだお金も自分に使いたい。>
時間とお金は自分のものだ!を主張。
契約期間満了でボーナスが入るからしばらくそれで生活をして欲しい。
無職中にバイト等で収入があった場合、失業手当も全部自分に使いたい。
貴方、家族持ちですが。。。時間も、お金も欲しいって。。。ここまで来たら、家族って一体なんなんやろう。。。
私はどうにか家計を切り詰めてやりくりした。

要求をのめば次の要求が来る。自由にしたい理由を屁理屈並べて正論にし提案される。

人生初インフルエンザ

長女が発熱。
それから次々と私、次女と、インフルエンザにかかった。
誰も頼るらず3人で乗り越えると決めた。
絶対どうにかしてやる!
自分が熱が出始めた時、辛すぎて泣いた。
子供に薬を飲ませるため、少しでも何かを口に入れてあげないとと必死でやり切った。
自分が健康であることが有難いものと感じた。
どうにか2週間程引きこもり生活をして3人で乗り越えた。
長女が早くに回復したから、買い出し、家事をしてくれた。
お手伝い出来る子に育ってくれて良かったとしみじみ感じた。
病気になっても3人なら助け合って生きていける!と思った。少しずつ私は3人でも生きていける自信をつけていった。

モラ夫さんは私たちがインフルエンザ闘病中に無職になり、自分の両親が住む実家に戻り一人の時間を過ごし始め、完全な別居婚がはじまった。

プチ別居婚エピソードは一緒に生活できない確証を私に与えてくれるものばかりで、頑固な私には一つ一つのエピソードが再同居不可能の確認作業になった。

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