《モラ夫さん》別居婚までのストーリー単身赴任まで④

《モラ夫さん》別居婚までのストーリー単身赴任まで③の続き。

食べれない、眠れない日が始まった

やっと電話が繋がっても、話し合いが出来ない状態だった。
<いつ話が出来るか分からん!>
<え?家に帰ってこやんの?>
<帰るけど、何時になるか分からん。>

私との話し合いを拒否し始めていた。
そのあとまた一方的な長文Lineが入ってきた。
内容は離婚をした方が良い、とかいう内容だった気がする。
更に気分が落ちる内容だったのは覚えている。
気分が落ちる、悪くなるエピソードは記憶から消したくてモラ夫さんからの長文Lineをすぐ消去した。
被害妄想的な一方的なLine。
私は、どうしたらいいのか分からなくなった。
何時帰宅してくるのか分からないから、布団の上で横になっていたけれど、起きて待っていた。
その日から、食欲がなくなり、眠れない日が始まった。

次の日の話し合いは、生きる意味

翌朝、彼の車が駐車場にあった。
帰ってきてたんやな。
私は、知らない間にウトウトと寝てしまっていた。
ようやく話を聞けた。
私はほぼ寝てない状態で話し合いを設け私は言った。
子供のために辛い状況でも、乗り越えられる。それは、生きる意味でもある。
しかし、モラ夫さんの言葉は違った。
<生きる意味はない。今を生きているだけ。自由にしていていいよね。他人から言われる言葉が腹が立つ。何も自由ではない。不器用なりに必死にやっているのに自分の物差しで色々と言ってくるのがっ腹が立つ。フリーランスになって法人化する。家はただ寝るだけの場所。温かさなど望んでいない。俺の育った環境がそうだからそうなるだろう!>
凄い怒りの感情だった。

貴方はただ、一生懸命生きているんやね。けれど、自分が思うように上手く回らんことにイライラしてるんやね。認めて欲しいやね。
私は彼の言葉からそう感じた。

私は彼の気持ちに寄り添って支える事に限界を感じた。これ以上感情を私にぶつけられないようにする事にしよう!と自然と思った。

気持ちをぶつけた彼は、それ以降も変わらなかった

私はモラ夫さんの気持ちを否定も肯定もせずに聞いた。
ー私は、こう思うよーと言う話はせずに聞いた。

これ以上敵にならずにしよう。
私はそう思ってモラ夫さんに対する言動に気を付けた。
でも、モラ夫さんは変わらなかった。
更に感情的にぶつけることが多くなってきた。

不安定な家計で、食費、光熱費を抑える事を伝え承諾してもらうが、ご飯のメニュー見て質素すぎて怒り出した。

私は休日ずっと自室に籠っているモラ夫さんが心配になり、それでも副業の仕事に行くモラ夫さんに
<大変なら身体を休めたら?>
<休んでいいのか?そんなこと言うなら金が出来てから言え。なら働かんでいいのか?>

心配しても怒られた。

転職続きの彼のお給料でやりくりをしている家計は常に不安定。
生活費を捻出するために、副業を頑張ってくれていた。
<俺が副業で稼いだお金は全部持って行かれる。稼いだお金は全部欲しい。稼いでも稼いでも持って行かれる。>
<なら、月々いくらあれば満足?>
<あればあっただけいい。そうやなー10万あれば良い。>

必要な生活費を幾度となく説明しているはずなのに、独身貴族的な発言をしてきた。

私抜きで娘らとモラ夫さんと出掛けた時、長女は出掛け先であったモラ夫さんとの出来事について不満があったらしく、私に話してくれた。
長女の話を聞いてあげて欲しいなと思い、
<出掛けた時に子供たち何か感じたみたいやよ。>
<知っとる!あんたに対して子供らは我慢しているから、俺にストレスのはけ口として文句を言ってくるだけや!俺は一切怒らんからな!>

何をおっしゃってるんですか?って思いながら聞き流した。
全て他責な考えで笑えるレベル。

自室で寝て過ごしているモラ夫さんの時間のペースはモラ夫さん自身。
夜中にワールドカップがあれば、それに合わせてアラームを掛け仮眠。
アパートだから、アラームの音は薄い壁一枚挟んだ私たちの寝室まで聞こえた。
観戦が始まると、テレビの音に加えて応援する声が丸聞こえ。
以前から動画視聴から出る音が寝室まで聞こえて眠れない私は、夜間はイヤフォンを装着するという約束をモラ夫さんとしていたが、装着されていなかった。
私は寝不足になり、音が煩くて寝れなかった事を翌朝伝えた。
<世の中のみんながそうだ!>
と言われ、自分はぎりぎりまで寝て出掛けていた。
自分は気にならない事は、周りに言われても気にならん。

基本スルーして、伝えておいた方が良い事は伝えた。モラ夫さんの味方にはなれないけれど、これ以上敵にならないように努めていた。

しかしこのような言動が続いた。

遂にメンタル崩壊、家事が行えないレベル

週に3日の日中のパートと週2の深夜のバイトをこなし、家事、育児をしていた私はついにメンタルが崩れていった。

仕事中の合間に泣けてきて泣き、台所に立てなくなり、食事が作れなくなってきた。
それでも、作らないかん!と思って横になって休みを挟み、1品作るのに1時間かけながら作った。

買い物が出来なくなってしまった。
買い物に行く!と決めていつも行くスーパーに行くけれど、店内に入ると何を買えばいいか分からなくなった。
いつも行く場所なのに、置いてある商品の場所が分からなくなっていた。

どうにか買い物カゴに商品を入れてセルフレジに並ぶ。
セルフレジでお会計するが、お金が数えられなくて財布に入っているすべてのお金を機会に流しいれた。
あれ?私頭おかしなってる?
お金が数えられなくなっていた。

この時、初めて自分がおかしくなっている事に気が付いた。
そして、毎夜子供が寝静まった後に一人寝室でシクシク泣いていた。
壁一枚挟んだ向こう側のモラ夫さんは動画視聴しているが、私は孤独感に押しつぶされそうな感覚だった。
声を押し殺して泣いていた。
真っ暗なトンネルに居るように感じた。

これは、2022年の冬の出来事。
もうそんなに経っているだなぁ。


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