次は出産の時の話
よくドラマとかで観る陣痛シーンは幻
私には2人の可愛い娘がいる。
2人とも悪阻が辛かった。
でも、出産は違った。
長女の出産は、初産で長い時間かかった。
時間は32時間40分。
陣痛が始まっても間隔が短くなるまでは、自宅待機ですぐには病院に行けれない。
その間モラ夫さんは、隣の部屋でサッカーゲーム。
<ゲームしとらんといて!>
<やることないやん。>
チー――ン。
寄り添うってことできんのかーい。
パートナーが陣痛で苦しんどるのに、あなたは何も変わらい普通の生活の時間を過ごしていた。(出産あるあるエピソードかもね。)
任せた仕事を一生懸命してくれる人
破水と思って病院に行ったけれど違って、間隔が短くなくまた自宅待機。
それからも、ウーウーうなりながら陣痛間隔が短くなるのを待つ。
半日経ったぐらいに、破水。
トイレには汚れたパット。
やっと病院に入院できた。
しかし、陣痛間隔が短くならずに一晩病室過ごす。
朝になり子宮口全開になっても陣痛間隔は短くならず、赤ちゃんが下りてこない上に、胎便?が出て始めて急いで分娩台に乗った。
赤ちゃんの心拍が下がり、私は酸素マスク装着。
陣痛促進剤を打ち、分娩台の上で帝王切開の説明をされ、モラ夫さんがサイン。
私はどうなってもええから、お腹を切ってBABYを出してあげてくれー!!!
本当に命がけで、自分の命を落としてもいいと思えた瞬間だった。
出産時にモラ夫さんに頼んだ事は出産の様子を動画に収める。
私が分娩台に乗ってから、ずっと撮ってくれていた。
同じいきみむシーンを撮ってもおもしょないのに!!!
そう思いながら、ヒーヒー、フーフー。
水分欲しい。
身体を起こして欲しい。
やって欲しいこといっぱいあるけれど、動画撮影に夢中。
<そんなんどーでもええから、水ちょうだい!>
遂にキレてしまった。
そうしたら、モラ夫さんはなんと医療器材の上にハンディーカムを設置しだした。
<そんなところに置いたらあかんよ。>
<記念だから、記念。>
そんなんより、子供を産む事に手を貸してください!!!
助産師さんが、すっと私の身体を起こして水分をくださった。
そして、
<機材の上に置くのは、止めてください。>
とモラ夫さんに言った。
分娩中は動画撮影に集中してくれた( ´∀` )。命がけの出産、イラっとさせられた。
居心地の良さは人それぞれ
入院してから、六日後に退院し、自宅へ一旦帰る。
なんとまー、えらいこっちゃ。
汚れたパットがトイレに散乱したまま。キッチンのシンクもそのまま。寝室も私が陣痛に苦しんだ時のまま。
6日前にタイムスリップした感じになった( ´∀` )
私は生まれたばかりの娘をベビーベッドに寝かして、それらを片づけた。
汚い部屋でも貴方はへっちゃらですね。時間があれば部屋を片づけといてと言っとけば良かった。
BABYがもう少しで生まれるけど貴方は何処へ。。。
次女の出産ストーリーは違った。
予定日の翌日の朝、陣痛?!と感じた。
いやいや、この朝ご飯の片づけをしないとまた長女の時のように退院したら家事から始まるぞ。この洗い物だけしよう。
陣痛に耐えなが、洗い物、部屋の片づけをした。
ひと段落してから、陣痛間隔を計ったら入院する間隔だった。
電話したら、即入院。
でも、子宮口が全開にならず助産師さんが色々とサポートしてくださった。
スクワットがいいと言われ、スクワットを娘とした。
その隣にはスマホゲームをしている大人一人。。。
陣痛はあったけどお昼をまたぎそうで、
<ご飯どうする?>
<娘ちゃんにはうどんでも食べさせて。>
<うどん食べに行ってくるわ。>
この言葉に違和感はあったけれど、陣痛でしっかり考えらなかった私は、
<分かった。>
と言った。
助産師さんが私だけになった病室を見て、
<あれ?旦那さんは?>
<うどん食べに行きました。>
<え?!もう生まれますよ!>
<あ、そうですよね。電話して、引き返させます。>
モラ夫さんに電話で事情を説明して、病院に戻ってきてもらった。
いつ生まれるか分からないのに混む時間によく外食しようと考えて行ったよね。
うどんでも食べさせてあげたらええよ、の言い方がダメだった。うどんを買って食べさせてあげたらええよ、が正解だった。
3回目の出産はなかったから、今回の教訓は生かされることはなかった。
そんなこんなで、それから2時間後ぐらいに次女が生まれてきてくれた。
今となったら笑えるけれど、当時は怒れてきた。

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