＜まま、ぱぱとけっこんしてこうかいした？＞
長女からの質問。
＜後悔はしてないな。だって、二人の娘、貴方たちに出会えたから。＞
私は、後悔はしてない。
＜＜結婚生活を継続するのは難しいことやなぁ。相手と話し合いが出来たらなぁ。＞＞
とは思うけど、彼と結婚するんじゃなかったとは思ったことはない。
可愛い子供らを見ていたらそんな風に思わん。
貴方たち二人に出会えて、今やりたいように子育て出来ているから私は幸せを感じられる。
続けて長女は
＜わたし、ぜったいけっこんしやん。だってさー、いやになったらりこんしやなあかんやろ。しっぱいするかもしれんやん。でも、けっこんはしたくないけど、いっしょにすむのはいい。いやになったらはなれたらいいやん。＞
事実婚っていうやつですかねぇ。
やっぱり、よく見ているよな。
モラ夫さんと同居していた時の私を見て、そう感じたんやろう。
一瞬私は、
＜＜ごめんなぁ。＞＞
と思ってしまった。
理由は、結婚＝幸せではない にさせたのは私たちの夫婦を見てやろうやから。
でも、これはこれでいいかって思い直した。
現実を知り、それでも結婚するぐらい一緒に居たいと思える愛する人が現れてくれたらめちゃ幸せな事。
私の幼少期は、長女とは逆やった。
複雑な家庭環境で育ったため、結婚、家庭を持つ事に人一番憧れを抱いていた。
それは、
＜＜私は絶対結婚して幸せになる！＞＞
を達成したくて自分の感情にいつからか蓋をして沢山我慢してきたかもしれん。
結婚することが幸せだと思い込んでいた。
だから、長女は私とは違う道を歩んで、彼女なりの幸せを見つけて欲しいと思った。
＜そうか。色んな形があるから、結婚することだけにこだわらんくてもええね。＞
彼女の幸せは彼女が決める事やからね。
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